省力化・検査装置

省力化(自動機)・検査装置

設備の省力/省電力化を図るシステムです。
ハードウェア/ソフトウェアの開発から試運転調整まで一貫して対応致します。

検査装置

電力設備向け高圧遮断機特性試験装置
  • 【 概要 】
    電路遮断機の自動検査装置。
    制御はPCからGP-IB経由でDMM、ストロークセンサ、データロガーをコントロールし特性検査を行う。
  • 【 仕様・機能 】
    電路遮断機完成後、その特性を計測し、結果をHDDに保存する。
    ・電圧測定
     遮断機開閉時の電圧変動をDMMで計測。変動した値をPC画面で表示・確認。
    ・電流測定
     遮断機開閉時の突入電流特性をDMMで計測。電流の値や幅をPC画面で表示・確認。
    ・遮断特性
     ストロークセンサで遮断部の可動特性を計測し、PC画面で表示・確認。
    ・開閉信号特性
     N・C接点とN・O接点の動作特性を模擬電圧印加し確認。
     N・C/N・Oのタイムラグ等をトレンドにて確認。
産業用バルブ向けリーク試験装置
  • 【 概要 】
    製品をチャンバーに入れ、入口から出口に対し、ヘリウムガスを注入。
    その漏れを計測することにより製品の機密性確認を行う。
  • 【 仕様・機能 】
    PLCより、接続されたHeLD、ドライポンプ、位置制御シリンダをPIO制御、開始後は自動で全工程の試験検査を実施。
    量産製品の試験であるため、煩雑になりがちな試験対象登録作業をバーコードリーダにて行うことにより、入力工数とオペレートミスを削減。
    また、複数ある検査工程の試験検査結果を都度タッチパネルに表示し、リアルタイム確認を実現。
    リーク量のアナログデータをトレンド表示し、リーク量の目視確認も可能。
    機構部と制御部を一体にし、コンパクトな外観を実現し、作業エリアの確保を実現。
産業用ポンプ向け基板チェッカー
  • 【 概要 】
    コントロール用PC、制御部、ピンボードから構成される装置で、量産基板の本体へ組み込み前の基板単体での性能評価を行う。動作電圧が異なる基板にも同一の構成で対応し、組替等の作業軽減を実現。
  • 【 仕様・機能 】
    試験・検査用の閾値をパラメータ化し、複数種類の基板にフレキシブルに対応可能。
    国内向けの100V仕様や海外向けの200V仕様の基板も、装置の組替を行うことなく、パラメータにて切り替え。
    その日の試験総数と合格数を監視し歩留まりを管理しながらPC画面に表示し、オペレータが随時確認できる仕様。
    過去データも含め、HDDに試験検査結果を保存。検査フォームに出力しレポート出力。
家電製品向け性能・機能評価装置
  • 【 概要 】
    家電製品の検査装置で、出荷梱包前の最終機能試験を行う装置。
    シーケンシャルな制御はPLCが行い、データ蓄積用PCに試験検査結果を保存。
    DMMと絶縁耐圧試験機をPCがRS232C制御。PLCからの指令で各部の計測を行う。
  • 【 仕様・機能 】
    ・キャリブレーション調整
     製品に内蔵されるセンサのキャリブレーションを自動調整。
    ・回転方向確認
     製品の回転部の正転/逆転の確認。
    ・通信確認
     製品親機と子機の通信が行われることの確認
    ・センサ動作確認
     各部のセンサの反応確認
    その他「ブザー吹鳴確認」「各部電圧測定」「各部電流測定」「耐圧試験」「絶縁抵抗試験」「7セグ表示確認」等の試験検査を自動実施。

製造装置

生産設備向け温度調節装置
  • 【 概要 】
    熱による成型を行う工程の、歩留まり率向上のため、PLCにより温度監視を行い、流量調整したエアを吹き付け、
    温度コントロールを行う装置。
  • 【 仕様・機能 】
    温度計測データに基づき、吹き付けるエアの流量を調整し治具の温度をコントロール。歩留まり向上に貢献。
    成型工程装置のPIO制御機能を有し、エア吹き付けのタイミングや、成型工程装置の動作タイミングを直接制御。
    タッチパネル上に流量・温度等をトレンド表示し動作状態をリアルタイムに確認。
    SDカードによる運用データロギングを行い、無人運用時の動作状態を後日確認できるよう実現。

    写真上: 温度調整装置IF部
    写真下: 温度調整装置(制御盤内部)

産業用バルブ向けトルク管理装置
  • 【 概要 】
    電動トルクレンチとPLCを組み合わせ、強いトルクで管理が必要な部位の増し締め管理を行う。
  • 【 仕様・機能 】
    従来、人手で行ってきた作業のバラつきを軽減し、製品の安定出荷に貢献。
    製品毎に異なるトルク管理値をパラメータで持ち、複数の製品に1台の装置で対応。
    増し締め用のスパナもアタッチメント化し品種選択にて自動対応

その他装置

車載機器向けデータ管理システム
  • 【 概要 】
    前工程の炉の温度を決定するため、炉から排出されるワークの水分量を非破壊測定。
    従来、ワークを壊し加熱し水分を飛ばし、その前後の重量により水分量を測る工程から、大幅な時間短縮を実現。
  • 【 仕様・機能 】
    波長の屈折率の違いを用いて、水分量を測定。検出結果の差分は微弱であるため、システムにて利用可能な値まで増幅し、上位PLCに送信。
    PLCは受信した水分量のデータを基に、前工程の炉の温度制御を実施。